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2004年 04月 10日
レッスルマニア
今年もWWE恒例のWrestleManiaが、MSGで行われた。
団体の規模で考えるとスタジアムクラスで行うのが良いのだろうが、今回は記念すべき20回目の大会。
ニューヨークのMSGでWWWF、WWF時代を築いてきた同団体としては、この会場で記念大会を興行するのは、また格別な思いなのであろう。

カードも定番とはいえ、超豪華なラインナップが並んだ。
そんな中、お祭り雰囲気の興行には相応しくないカードが一つ。
ゴールドバーグ vs ブロック・レスナーだ。

ゴールドバーグもWWE退団へ
レッスルマニア、ブーイングの嵐/WWE

プロレスとは、戦うレスラーとレフェリーが、観客の雰囲気をつかみながら、結末へ向かっていくエンターテイメントスポーツだ。
つまり、リング上のレスラーと観客の間において真剣勝負は存在する。

観客をどれだけ満足させるか。
観客をどれだけ(良い意味で)裏切るか。

さて、この日はある意味ガチンコ中のガチンコだった。
観客がレスラーに投げかけたのは、本気の言葉だった。
通常、観客はその場を楽しむ為に、好きなレスラーを応援し、ヒールレスラーにブーイングを送る。そしてレスラーの決めセリフを大合唱でチャントするわけだ。

レッスルマニアの数日前に退団を噂され、正式に発表された二人には、ブーイングとともに痛烈な大合唱がリングに投げかけられた。

「裏切り者」
「くそ試合」
「退屈」

そして、二人に皮肉を混めて送り出すべく「Na na na na, na na na na, hey hey hey, goodbye」と大合唱。

二人はやり難そうに、リング上で焦れ合う。
試合として、まったく成立しない。
そう、この状況で勝者が観客であるのは、誰の目も明らかだった。
しかしながら、プロレスでは全員(レスラーも観客も)が勝者である場合に、名勝負と呼ばれ、全員がハッピーになれるという珍しいスポーツである。
この試合の勝者は観客だったが、誰もハッピーにはなれなかった。
この観客の熱さが、下火といわれていても、熱狂的にWWEをささえているのだろう。

翻って日本のプロレスファンはどうだろう?
この試合と同じ状況が過去にはあった(長州、マサ斎藤 vs 藤波、木村など)。
今は冷めてみているファンが多い。
格闘技系のイベントには、熱くなるのに、プロレスにはなれない。
カミングアウトしたWWEのファンの方は熱くプロレスを見られるのに、カミングアウトしていない日本は冷めている。
この冷め方が、今のプロレスをつまらなくしているのかもしれない。
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by barry_lions | 2004-04-10 13:16 | Battle


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