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2004年 05月 05日
ぼくは怖くない(IO NON HO PAURA)
(ネタバレ少々有り)
新宿にあるテアトルタイムズスクエアでは、話題の問題作である「パッション」が公開された為に、それまで公開されていたイタリア映画の「ぼくは怖くない」が終了してしまいました。
しかしながら、その後、同じくテアトル系の銀座テアトルで期間限定で公開されていたので、見てきました。公式URL

ストーリーは、
両親と妹と暮らす10歳のミケーレはある日、廃屋の裏に不自然にふさがれた穴を偶然見つける。
「宝物がつまったほら穴かもしれない」とワクワクしながら中を覗くと、なんと鎖につながれた男の子が横たわっていた。
「あの子は誰?どうしてこんなところに閉じ込められているの?」この発見は幼いミケーレにとってあまりに恐ろしく、友達はおろか両親にも言えずにいた。

という展開から、美しい映像をバックに主人公のミケーレが謎を解明しながら進んでいくというものです。

物語に「あっ!と驚く展開」は無く、美しい草原や自然の映像の中で、少年が日常から非日常に変わる生活の中で自分を見失わずに成長をしていく、、、という感じです。
映像美は、それだけでこの映画を見る価値があるといっても過言では無いくらいの美しさで、主人公のミケーレは、少年とは思えないくらいの豊かな表情と演技で驚かせてくれます。

イタリアといえば南北での経済格差があり、主人公ミケーレが住むのは南イタリアの小さな村。
母親が「大人になったら、この村から出て行くのよ」とミケーレにつぶやく。
南イタリアは貧しい地域。
その中で、主人公の少年ミケーレは、仲間とぶつかったりもしながら、楽しく暮らしている。

対して、穴の中の彼は明らかに北の人間。
彼を取り巻く環境が分かってくると、その説明が無くとも察しがつく。

同い年の少年が二人。
貧しい少年と裕福な少年。
穴の外の少年に穴の中の少年。
この二人が本当に分かり合えた時に、物語は終わりを告げる。

言葉にしてしまうと、在り来たりの対比であり、在り来たりの展開。
経済格差の少ない日本人には分かり難いのか、ネット上の評価では、あまり触れられていない。

大人達には大人達の事情がある(その行為が許されるかどうかは別として)。
しかし子供にはそんな価値観や差別は関係なく、純粋に分かり合える。
そんな子供の気持ちをいつまでも持ち続けられたら、どんなに素敵だろう?と思った映画でした。

監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス
原作・脚本: ニコロ・アンマニーティ
出演:ジュゼッペ・クリスティアーノ
   マッティーア・ディ・ピエッロ
   アイタナ・サンチェス=ギヨン

参考URL
ぼくは怖くない goo映画情報
ぼくは怖くない@映画の森てんこ森
イタリア (Wikipedia)
イタリア

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試写会報告 I’m not scared (2004) 邦題 ぼくは怖くない映画・読書日記
映画「ぼくは怖くない」を観た常習女
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by barry_lions | 2004-05-05 03:57 | Cinema


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