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2004年 06月 01日
アラファトの歩み寄りと撤退案見送り。
アラファト議長「シャロン首相と交渉用意」
 首相は「和平の障害」としてアラファト議長を交渉相手にしないと明言しており、実現性は低いとみられる。しかし、最近の報道機関とのインタビューで議長はシャロン首相との交渉を拒否しており、今回の発言で「歩み寄り」の姿勢を見せたといえる。
シャロン首相と和平交渉する用意 アラファト議長
 議長は交渉の前提として、これまで双方が合意した占領地からの撤退などをイスラエル側が履行すべきだとし、首相が表明したガザ地区撤退に関しては「完全に撤退するのなら、自治政府がガザ地区を管理する」と語った。
 また、なぜ後進に道を譲らないのかとの質問に「シャロン首相も私と同じ年代だ」と述べ、指導者の座を降りるつもりがないことを強調した。
アラファト不要論を唱えてきたのは、シャロン及びブッシュ政権だ。
アラファトが歩み寄りを見せたところで、双方が結びつくとは考え難い。
また、シャロン現政権の危うさという足元を見ての発言の可能性もあるが、素直にシャロンが飛びつくとも考えられない。
となると、アラファトの国際世論に対するアピールといったところか?
歩み寄りといっても、譲歩となるほどの発言をしてしまうほどアラファトは愚かではない。

イスラエル首相、ガザ地区撤退案採決見送り
[エルサレム 30日 ロイター] イスラエルのシャロン首相は、30日の閣議で、自らが打ち出したガザ地区などユダヤ人入植地からの一方的撤退案の協議を行ったが、可否を問う採決はせず協議を来週に持ち越した。
イスラエル首相、ガザ地区撤退案採決見送り
 7時間にわたる閣議では、米国の支持を得ている同案に反対する閣僚の更迭なども示唆。ガザ地区の21カ所の入植地すべての撤退と、ヨルダン川西岸の入植地120カ所中4カ所の撤退承認を求めたい考えだったが、国内報道によれば過半数の賛成が得られなかった。
 一方、ラピド司法相は、シャロン首相とネタニヤフ財務相の対立を仲介するため妥協案を提出。同相がイスラエルラジオに語ったところによれば、この妥協案は、撤退はガザ地区入植地3カ所にとどめ、シャロン首相の原案を「注記」するというもの。
撤退案の採決は見送りになったというのは、先日ニュースをピックアップした通り。
やはり、党内をまとめないと、リクードとしても前に進み難いだろう。
特に大物ネタニヤフの支持を得られないと、右派であるリクードでの支持を得られるのも難しい。
しかしながら、こういった妥協が自分の居場所を狭くしている。

エジプト、イスラエル撤退にらみガザで治安部隊教育へ
 エジプト政府はパレスチナ自治区ガザからのイスラエルの撤退計画をにらみ、撤退後の治安活動を担うパレスチナ人治安部隊の教育訓練に乗り出す。6月にも調査団をガザに送る見通し。イスラエルは撤退後にガザでイスラム原理主義組織ハマスの武装勢力などが実権を握ることを恐れ、治安部隊の教育をエジプトに要請していた。
この辺りは、パレスチナ問題とイラク戦争の比較する材料として適しているのかもしれない。
(イスラエルもしくはアメリカが)影響力を残しつつ、どうやって(パレスチナもしくはイラクから)手を引いていくか。
パレスチナは「帰還問題」と「壁の構築」、イラクは「民族紛争」や「宗教観の違い」とで、それぞれ別の問題はあるものの、基本的な流れは(イスラエルとアメリカが)歩調を合わせる可能性はある。
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by barry_lions | 2004-06-01 01:22 | Middle East


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