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2007年 02月 14日
虹の女神 Rainbow Song
映画『虹の女神』公式サイト

「虹の女神 Rainbow Song」を観てきた。
「親友の葬式で、知人や旧友との昔話で、無くなった友人の知らなかった一面を知る」というスクリプトは、使い古びたストーリー。
それだけに、監督の熊澤尚人と脚本&監修の岩井俊二の腕の見せ所。
果たして、映画は素晴らしい出来に仕上がった。
タイムラグのいじり方が、素直すぎるのでは?という注文があるものの全体的に文句の付け所が無い内容。
なんといっても、泣かせようという演出が少なく、行間を読ませるような作りに好感が持てる。

上野樹里演じる「あおい」の真っ直ぐな性格と裏腹な気持ちが、とても丁寧に描かれている。
妹役の蒼井優もとても美しく役を演じている。
主役である市原隼人演じる智也の道化師振りも、ストーリーの味になって、なかなか可愛い。
佐々木蔵之介を始めとする脇もしっかりと上手にまとまって印象深い。

観終わってから映画を思い出した時、心にズシリと響くそんな映画だった。
by barry_lions | 2007-02-14 16:00 | Cinema


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