2004年 06月 30日
(軽くネタバレ有り、含むブレイブハート)
昨日、銀座テアトルにて見てきました、「パッション(THE PASSION OF THE CHRIST)」。 銀座テアトルでの公開は、今週一杯なので、滑り込みセーフです。 同じ東京だと、「テアトルタイムズスクエア」と「池袋シネマサンシャイン」で公開されています。 「テアトルタイムズスクエア」は、大画面で迫力があると思うのですが、椅子が硬くって、お尻が痛くなります。 キリストが、捕らえられて~ゴルゴダの丘での十字架まで、のストーリー。 その合間に、このベストセラー@世界一になっている本の(自分でも聞いたことのあるような)美味しい部分を回想シーンとして挿入するという、最終回スペシャル番組的な作りです。 なので、「キリスト最後の12時間を、、、」ダラダラと描いているわけではなく、飽きさせずに最後まで進みます。 計算されたカメラワークに、重厚な音楽。 この辺りは流石!といわざるを得ません。 さて、この映画の一番の話題のシーンは、なんといっても残酷な拷問シーン。 最近のホラー映画でも、一昔前のスプラッターのように、「そこまで見せなくても!」というシーンは自粛しています。 当時は、色々なアイデアを駆使して、残虐シーンを作り上げていましたが、現在はメイクもCGも当時の技術を遥かに上回っているにもかかわらず、映画界全体として酷いシーンは少ないです。 で、この映画も、その御多分に洩れず、(映像として)そこまで酷いシーンは存在しません。 # ビジュアル的なモノでいえば、大日本プロレスのデスマッチの方がグロいかもしれません。 しかしながら、、、 拷問の血飛沫、釘から伝わり落ちる血。 観るものの想像力からの恐怖、映像から連想する痛さ、が存在します。 その恐怖や痛さと直面した時、自分がどのように消化するか。 直面するのが自分の場合。 直面するのが肉親や恋人の場合。 果たして相手を許せるか? う~ん、自分には無理です。そのようには消化はできません。 また、自分が加害者の場合だってあろうだろうし。。。 受難劇。 ブレイブハートで、メル・ギブソン扮するウィリアム・ウォレスは、拷問の末、死んでいく。 これまで直接キリストを描かなかったメル・ギブソンだけど、考えると彼の役回りは「受難劇」をテーマにしていた映画が多いのかなぁ~と想像。 購入したのに未読のままの「ヨブへの答え(ユング)」を、読んでおかないと、、、と思った映画でした。 ちなみに、聖書(旧約も新約)も未読だったりします(汗!)。 トラックバックURL 『The Passion of The Christ』「ココロに小さなしあわせを」 『パッション』5/18.TOHOシネマズ川崎「銀ネコスクリーン」 映画を見て召天しよう「徘徊老人-LOG」 映画のなかの人生…Vol.331「パッション」★★★「映画のなかの人生、映画のような人生。」 参照URL 映画『パッション』・すばらしい音楽「徘徊老人-LOG」
by barry_lions
| 2004-06-30 16:15
| Cinema
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