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2007年 07月 10日
Babel。
「悪いことをしたの?」
「悪いことはしていないけど、悪いことをしたと思われているの。」
「悪い人なの?」
「悪い人ではなく、愚かなことをしただけなの。」

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督でガエル・ガルシア・ベルナルが出てるとなれば、期待するなというのが嘘だろう。
と、いうわけで、映画「バベル」を観てきた。

「一発の銃弾」を軸にして、監督お得意の時間軸をズラす群像劇が展開される。
アモーレス・ペロスが「交通事故」を軸にした「屈折した愛」を描いたように、この映画は「一発の銃弾」を軸にしつつ人間の「愚かな行為」を描いている。

この物語の登場人物のほとんどが「愚かな行為」で人生の分岐点を迎える。
経済的優位にあるアメリカと日本の「愚かな人間」は助かり、苦しい立場にあるメキシコとモロッコの「愚かな人間」は苦境に立たされる。

「愚かな人間」の行為がバベルの塔を崩壊させてしまったように、現代でも人間は「愚かな行為」を繰り返す。

ガエル・ガルシア・ベルナルが顔出し程度だったのは残念だったが、菊地凛子の体当たりの演技は見事であり、ブラッド・ピットの悪態をつきまくる被害者役も良かった。
ただ、アモーレス・ペロスを抜くことは出来なかった、というのが正直な感想だ。


ちなみに、メキシコの新婿が有名な歌手と同じ名前と、ガエル・ガルシア・ベルナルからかわれるシーンがあったが、その「ルイス・ミゲル」とはウルティモ・ドラゴンの「セパラードス」や北斗晶が入場曲で使っていた国民的歌手だ。
ちょっと笑ってしまった。
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by barry_lions | 2007-07-10 23:52 | Cinema


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