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2004年 07月 27日
ガザ撤退反対デモ。
イスラエルに抗議、「人間の鎖」90キロ ガザ入植地
 パレスチナ自治区ガザのユダヤ人入植者ら10万人以上が25日、ガザの入植地からエルサレムまでの約90キロを手をつないで結ぶ「人間の鎖」をつくって、イスラエルのシャロン首相が進めるガザの全入植地撤去計画に対する抗議を訴えた。ロイター通信によると、今年2月に同計画が明らかになって以来、最大規模の抗議活動だという。

十数万のイスラエル人が人間の鎖、ガザ撤退反対し
 ガザ地区に住むイスラエル人女性は、「この鎖は強さの象徴だ。大半の人々はイスラエルの土地を愛しており、何も壊されたくないと思っている」と語った。
 主催者は、抗議行動に20万人が参加したと主張しているが、警察は13万人としている。

首相に抗議「人間の鎖」 イスラエル
 主催者などによると、入植者らはエルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」まで手をつないで並んだ。首相が党首を務める右派リクードの国会議員も加わった。
 ガザ地区南部に広がる入植地群、グシュカティフに住む女性、レイチェル・サパースタインさん(63)は「エルサレムもグシュカティフも同じイスラエル。鎖を断つことはできないというメッセージをシャロン首相に伝えたい」と話した。
 首相は2005年末までにガザ地区の全入植地、ヨルダン川西岸の4入植地を撤去する方針を打ち出している。(共同)

ガザ地区撤退案、後戻りは出来ない=イスラエル首相
 [エルサレム 26日 ロイター] イスラエルのシャロン首相は26日、これまでで最大となる10万人規模の抗議行動が起きたにもかかわらず、ガザ地区撤退案を撤回することはない、と言明した。

ガザ地区撤退案、後戻りは出来ない=イスラエル首相
 首相官邸によると、同首相は、「私は(パレスチナからの)分離案を実行することを決定した。それは、イスラエルが永遠にガザ地区にとどまれないことが明らかだからだ」と述べたという。
 しかし、ガザ撤退案をめぐっては、与党リクード内部にも反発する閣僚もおり、25日夜には、撤退実現に向けた野党労働党と挙国一致内閣を構築する計画を撤回するよう求める集会を主催するなどしている。

イスラエル(シャロン政権)にとって、ガザ地区撤退案とは、分離壁完成とセットになっている。
分離壁が国連や世界的世論で批判されようが、一部の予定変更はあっても、完成に向かうだろう。
が、もしガザ地区撤退が国内世論によって座礁したら、分離壁も同様に行き詰まるはずだ。
この時、分離フェンスの撤去を求めていた国や人は、どのような反応をするのだろう?
逆に、分離フェンスの反対により、ガザ地区の撤退も出来なかったら?


今のイスラエルの混沌を作り上げた張本人は、シャロン首相であるのは間違いない。
そのシャロンが(彼なりの)平和への道を模索した途端に、右からも左からも批判を受けるというのは、なんという皮肉だろう。いや、必然か。

分離壁には反対だが、他の具体的な道も無い。
パレスチナ難民を受け入れる国も無い。
シャロンの後にネタニヤフ、という最悪のシナリオだけは、回避してもらいたいところだ。
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by barry_lions | 2004-07-27 13:30 | Middle East


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