2004年 08月 05日
イスラエル 西岸へ新たな入植承認 米英懸念「行程表順守を」
また、モファズ国防相は同日、マアレアドミムとヨルダン川西岸の南部に広がる大規模入植地グッシュエツィオンの二カ所を、建設中の分離壁でイスラエル側に取り込む方針も明らかにした。昨日からの続きの話題。 また、「中東調査会主席研究員・中島勇氏」の解説もある。 ガザ撤退はシャロン首相にとっては戦略的な決断だ。「不要なガザ」を切り捨てつつ、「可能な限り西岸の重要部分を維持したい」との表裏一体の狙いがあるが、「ガザ撤退」はシャロン政権の支持基盤である右派にはすこぶる不評だ。首相としてはやはり、ここは「国内向け」の姿勢も示しておかなくてはならなかったはずだ。これに付随した話題(ニュース)として、 イスラエル与党、ユダヤ宗教政党と連立合意へ・現地紙 【カイロ=金沢浩明】イスラエル紙ハーレツ(電子版)は5日、イスラエルの与党リクードが6日にも宗教政党「ユダヤ教連合」の連立政権入りで合意する見通しだと報じた。リクード党首のシャロン首相は連立政権の国会議席数が過半数割れしたことを受け、各党と連立協議に乗り出していた。合意が成立すれば過半数を回復、政権の進めるガザ地区などからの撤退計画に弾みがつく。相変わらず、イスラエル国内の足踏みは揃わない。 が、「中東調査会主席研究員・中島勇氏」の「イスラエルの国内世論では、強硬派でないと和平は進められないという雰囲気が強まっている」となれば、シャロン首相の思惑通りなのかもしれない。 緊張を生み出し、それをコントロールしながら、国内外の交渉を有利に進めるのは、リクードの十八番だからだ。 #ブッシュ共和党も追随していると言われているが、、、 そのリクード内での評価を挽回出来れば、まだまだシャロン政権は続くということか? 前回の選挙で大敗した労働党の巻き返しに期待したいところだが。。。 一方パレスチナ自治政府の混沌も続いている。 これを「やっと」とみるか「ついに」と見るかで意見が分かれるが、今度ばかりは、この大波を乗り切れないような気がしてならない>アラファト議長。 いや、スケープゴートを上手く利用して乗り切るか? 欧米では、彼を支持してきたリベラル派もいたりするので、結末が気になるところだ。 パレスチナ:主流派武装組織 「改革失敗ならゼネストも」 【ガザ市(パレスチナ自治区)で樋口直樹】パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の最大の武装集団「アルアクサ殉教者団」は毎日新聞の取材に応じ、パレスチナ自治政府のクレイ内閣が汚職追放や改革に失敗した場合、ゼネストも辞さない方針を明らかにした。自治政府に対しては改革を求める武装勢力が政府高官の拉致事件などを繰り返しているが、自治政府の屋台骨を支えるファタハ内部から噴き出したかつてない批判を前に、クレイ内閣は一層厳しい立場に追い込まれそうだ。
by barry_lions
| 2004-08-05 16:19
| Middle East
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