<< イラクとイラン。 0806のパレスチナ、イスラエル関連 >>
2004年 08月 10日
ボビー・フィッシャーを探して(Searching For Bobby Fishaer)
「Trick or Treat」
子供と大人のチェス対決。
天才少年である主人公「ジョシュ」のライバル「ジョナサン」が、勝敗が決まっている状況で、大人に投げかけた言葉。
ハロウィンでお馴染みのフレーズだが、「で、どうするの?」くらいの冷たい意味が含まれている。
この言葉が物語の最後、優しいジョシュの口から発せられる。
しかしながら、日本語訳だけだと、伝わり難い。
この辺りは訳者泣かせの部分かもしれない。

タイトルの「ボビー・フィッシャーを探して」とは、本物を探して欲しいという意味ではなく、第2のボビー・フィッシャー(この場合はジョシュ)を探すという事だろう。

チェスはただのゲームだ。
が、チェスに限らず、物事は突き詰めると、その突き詰めた人の人生になりえる。
この映画では、チェスに対する温度差を上手に演出していて、好感が持てる。
また、地味なはずのチェスのシーンに、迫力を持たせることに成功しているのは、流石である。


閑話休題。
先日、ボビー・フィッシャーが成田空港で捕まった(今週号のNewsWeekにも特集が組まれている)。
冷戦時代にチェスでソ連を破った英雄だが、様々な奇行でも有名なのは、映画でも触れられている。
アメリカとユダヤ人を非難して、ホロコーストを作り話としたり、911をフィリピンのラジオで「素晴らしいニュース」「アメリカが消滅するのを見たい」とも言っていた。
NewsWeekによると、92年の起訴後も、97年にはスイスのアメリカ大使館で旅券も更新されており、911辺りからアメリカの体制が変貌したという結果なのかもしれない。

また、この拘束劇が、(北朝鮮拉致問題の)ジェンキンス来日の数日前であることから、日本が米国に特別配慮を求めたのでは?との推測もされている。
そこまで行くと少々話が飛躍する気がするが、伝説のボビー・フィッシャーも次の手が無い状況には変わりない。
次の大統領選の結果次第では、待遇が変わる可能性もあるが。。。

「Trick or Treat」
さあ、どうする?ボビー・フィッシャー。
[PR]
by barry_lions | 2004-08-10 00:42 | Cinema


<< イラクとイラン。      0806のパレスチナ、イスラエル関連 >>


アクセス解析