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2004年 09月 02日
0901のパレスチナ、イスラエル関連
のニュースから。

バス2台の同時自爆テロ、16人死亡 イスラエル
イスラエル・ベールシェバ(CNN) イスラエル南部のベールシェバで31日、自爆テロとみられるバス2台の同時爆発があり、犯人を除いて計16人が死亡、少なくとも93人が負傷した。
パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが犯行声明を出した。イスラエルがハマス創始者ヤシン師や後継指導者ランティシ師を暗殺したことに対する報復だとしている。
イスラエルのシャロン首相は、国防相らと対応を協議。同国軍は同日夜、ヨルダン川西岸ヘブロンで、自爆テロ犯の1人とみられる人物の自宅を包囲した。
「死に体」かと思われていたハマスが、大掛かりな自爆テロを決行した。
これまで、イスラエル軍による暗殺でハマスは骨抜きにされてしまったと思われていたわけだが、そうではないということを、このテロによって示したわけだ。
しかしながら、イスラエルが徹底的に攻める口実を作ってしまったわけでもあり、自分達の首を締めたとも考えられる。

イスラエル:バス2台同時爆破 15人死亡80人以上負傷
 2台のバスは仕事帰りの乗客でほぼ満員だった。ハマスは声明で、精神的指導者ヤシン師とその後継者ランティシ氏がイスラエル軍の空爆で殺害されたことに対する復讐だと表明した。イスラエルのシャロン首相は「全力でテロとの戦いを続ける」と語り、報復を示唆した。
 ベルシェバは南部最大の都市。世界各地からのユダヤ人移民の受け入れ地として知られており、ハマスは移民を狙ったテロだったことを認めた。

バス2台で同時自爆テロ、15人犠牲
 首相は31日、和平交渉によらないガザ地区撤退など一方的なパレスチナ政策の前倒しを表明したが、今回のテロで自らが党首を務める右派、リクードの強硬派の反発が強まるとみられる。

バス同時テロ、16人犠牲 イスラエル南部
 ロイター通信によると、エジプト訪問中のパレスチナ自治政府のクレイ首相は「市民の殺害は憎しみを増長させるだけだ」と述べ、自爆テロを非難した。

バス2台で自爆テロ、15人犠牲=ハマスが犯行声明-イスラエル
イスラエルでバス2台爆発、16人死亡 ハマスが声明
 今回は分離壁のないベールシェバが狙われた。
 イスラエルのシャロン首相はパレスチナ自治区ガザからの撤退計画に向けて国内の説得工作を続けているが、今回の自爆テロが撤退に反対する右派の勢いを強め、首相の思惑通りに進まなくなる可能性もある。
 ロイター通信によると、イスラエルでは00年に始まった第2次インティファーダ(民衆蜂起)以降、400人以上が過激派の自爆テロにより死亡している。

バス同時爆破16人死亡 イスラエル ガザ撤退妨害か
 イスラエルではテロ防止のためとして、ヨルダン川西岸に分離壁の建設を行っており、西岸北西部では完成したものの、南部では完成しておらず、ヘブロンとベエルシェバの間には分離壁が建設されていなかった。
 エルサレムなどの主要都市では厳重な警備態勢が敷かれているのに対し、南部ベエルシェバは比較的警備が薄いことから、今回ここが狙われた可能性がある。

イスラエル、緊急治安会合で報復協議・バス同時爆破
 イスラエル軍はテロ発生直後、自爆テロ犯2人の出身地、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ヘブロンに侵攻し、自爆犯の自宅などを捜索。イスラエルの民間テレビ、チャンネル2によると、犯人の家族などパレスチナ人16人を拘束した。
 イスラエル紙ハーレツ(電子版)は、テロの犠牲者には3歳の男児も含まれていると報じた。
 シャロン首相はことし3月、和平交渉によらないガザ地区撤退など一方的なパレスチナ政策を推し進めるため、ガザ地区に本拠を置くハマスへの攻撃姿勢を強め、創始者ヤシン師らを殺害した。

イスラエル、緊急治安会合で報復協議 対ハマス全面戦争か
 シャロン首相はことし3月、和平交渉によらないガザ地区撤退など一方的なパレスチナ政策を推し進めるため、ガザ地区に本拠を置くハマスへの攻撃姿勢を強め、創始者ヤシン師らを殺害した。
 その後、自爆テロは途絶えたが、ガザ地区からイスラエル領へのロケット弾攻撃は激しさを増し、6月には幼児ら2人が死亡。イスラエル軍がガザ地区侵攻作戦の強化を計画していた矢先に今回のテロが起きた。

イスラエルが西岸で過激派掃討へ、自爆テロ受け
【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル政府は31日、同国南部ベルシェバで同日起きた自爆テロを受け、ヨルダン川西岸ヘブロンで過激派掃討作戦を強化することを決めた。

バス爆破事件、イスラエル首相が過激派捜索を軍に命令
[エルサレム 1日 ロイター] イスラエル南部の都市ベールシェバで31日、バス2台がイスラム教原理主義組織ハマスの自爆攻撃で爆破され、16人が死亡した事件について、シャロン首相は軍に対し、犯行に関わったパレスチナ過激派の捜索を命じた。
 首相は記者団に対し、この事件で来年予定しているガザ地区のユダヤ人入植地撤廃が影響を受けることはない、と強調したうえで、「全力を挙げてテロと戦う」と述べ、撤退に先立ち攻撃を強めているパレスチナ過激派に対し断固戦う姿勢を示した。

バス爆破事件、イスラエル首相が過激派捜索を軍に命令
 爆破事件後、イスラエルは治安対策会議を開いたが、治安筋は、過激派の殺害あるいは逮捕することに全力を挙げると述べるにとどまり、会議での決定事項の詳細には言及を避けた。
 首相はこの日、党首を務める右派政党リクードの国会議員に対し、ガザ地区撤退承認法案ついて、9月26日までに内閣に提示し、10月24日までに閣議承認したうえで、11月3日に国会に上程したい方針を伝えていた。

国連、イスラエルのバス同時自爆テロを非難
 【ニューヨーク31日共同】国連安全保障理事会は8月31日、声明を発表し、イスラエル南部で起きたバス同時自爆テロについて、罪もない多数の市民の命が失われたと強く非難した。
 またアナン事務総長も同日、同事件への非難声明を発表。パレスチナ自治政府に対し、テロの犯人を法で裁き、凶悪な犯罪行為をやめさせるために可能な限りの対策を講じるよう求めた。 (10:05)
この自爆テロからイスラエルの報復が始まるのは必至なわけだが、これにより、パレスチナ自治政府とハマスとの力関係、バランスが再び振れることになるだろう。
また、イスラエル内でも、シャロン路線を否定する動きが出てくるわけだが、「ガザ地区撤退は反対だが、分離壁は早急に完成させろ!」というリクードの主張が強くなる可能性もある。

この「パレスチナ側の過激派の行動により、イスラエル側の右派強硬派の発言が強くなる」流れを、何処かで断ち切れないものだろうか?
by barry_lions | 2004-09-02 01:53 | Middle East


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