2011年 07月 28日
アルド・サッシ 「おまえ(カデル・エヴァンス)はグランツールで勝てると僕は確信している。それがツール・ド・フランスだといいな、最高峰のグランツールだから。ツールで優勝したら、お前はお前の世代の中で最も完成した選手になるんだよ」 そして、確信は現実になる。 __ 2007年、ツール・ド・フランス 第19ステージ。個人タイムトライアル(TT)。 エヴァンスは、新鋭コンタドールから遅れること1分53秒で2位につけていた。 得意のTTで23秒差まで迫るものの、そこからの逆転は叶わず2位でフィニッシュ。 表彰台の一番上に残ることが出来ずに、エヴァンスのツールは終わった。 2008年、ツール・ド・フランス 第20ステージ。個人タイムトライアル(TT)。 総合ジャージーはカルロス・サストレ。前年同様2位はエヴァンス。 TTを苦手をするサストレから、TT得意のエヴァンスがマイヨ・ジョーヌを奪い取るのでは?という大方の予想に反し、サストレが好タイムを叩き出し、エヴァンスはまたしても2位。 表彰台の頂点は、この年も奪えなかった。 2009年、ツール・ド・フランス 落車で大きく崩れてしまう。 2010年、ツール・ド・フランス 第8ステージで大量落車が発生。自身も巻き込まれながらも、総合ジャージを手にする。 休息日明けの第9ステージ。 ライバル達から大きく引き離され、結果総合争いから脱落してしまう。 前ステージでの落車の影響で、左肘を骨折していることがゴール後明らかになる。 2011年、ツール・ド・フランス 第20ステージ。個人タイムトライアル(TT)。 総合ジャージーはアンディ・シュレック。エヴァンスは兄フランク・シュレックに続いて53秒遅れの3位。 得意のTTながら、アンディが総合を守り抜くのでは?というのが大方の予想であった。 __ カデル・エヴァンス 「ゴールラインを通過するまでは実感することはできなかったけれど、いまようやく感じることができる。自分が勝ったんだ、と。過去に2回、2位になって、もう少しで手が届かなかったという悔しい思いをしたけれど、こうして勝利を手に入れたあとでは、それも意味があったことだと思えてくるよ。」 昨年亡くなったアルド・サッシだけはエヴァンスの勝利を信じていた。 「アルドは僕がこうしてツールで優勝する前にも、たびたび僕を信じてくれていた・・・今日ここにあるのは彼のため・・・」 優勝したエヴァンスが、言葉を詰まらせながら恩師の思い出を語った。 そして、確信は現実になった。
by barry_lions
| 2011-07-28 00:20
| Bicycle
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