2004年 11月 17日
冬木軍が抜けた後のWARを、事実上支えたのは、安良岡と望月、そして若手の石井智宏だった。
天龍vs荒谷という、偶然の産物的名勝負もあったが、試合のレベルは彼らが支えていた。 悲しいかな、サイズの違いから、興行の軸となる天龍と絡めないことにより、彼らが主役に踊り出る事は無かった。 WARの崩壊後、みちのくからWJに流れて、現在長州の付き人として、そしてパートナーとして色々な団体に上がっている。 そして遂に新日のリングに上がることになった。 12/11 大阪府立体育会館WARの末期以降、天龍が新日マットに上がっている傍らには、必ず石井の姿があった。 まだデビューして数年の若手の彼は、付き人の仕事をしながら、試合前の合同練習で新日のヤングライオンと汗を流すこともあった。 試合をすることを夢みていたであろうが、結局新日マットデビューは訪れなかった。 が、恐らくはここでの評価(合同練習などの評価)が、WARマットでの大谷&高岩との対戦での勝利に結びついたのだろう(安良岡が大谷から飛龍原爆でフォール)。 試合内容は散々だったが、気迫を全面に出したファイトスタイルは、大谷&高岩の前でも崩れなかった。 何より、安良岡のパートナーが望月ではなく、石井だったという点で、ある程度新日からの評価を得ていたと解釈している。 そして、時は流れて、、、 当時、新日の現場責任者だった長州のパートナーとして、新日のマットに上がることになった。 長州が新日に戻った時に「もしかして?」という期待はあったが、現実にカードとしてラインナップされると期待感が増してくる。 若手時代にライバルであったニーハオは、MAX宮澤として、総合マットの中堅として活躍中だ。 長州と新日の関係が続くのか?その辺りが分からない。 もちろん長州のパートナーなのだから、引き立て役と負け役が続くだろう。 しかしながら、その後の評価は自分で作るもの。 新日マットの魅力は、引き立て役や負け役が光っても良い場所だということ。 天龍はプロレスラーの資質を「身体の大きさ」で評価していた部分があるが、長州は(ヘビー級としては当時は小柄とされていた事もあり)「身体の大きさ」よりも「気迫」の方が評価が高い。 WAR最後の良心と言われた、石井智宏の新日マット登場。 プロレス界から見れば、些細な出来事だが、注目してみたいと思う。 トラックバックURL。 プロレス専門BLOG「ブラック・アイ」「佐々木健介・鈴木みのるタッグ結成」
by barry_lions
| 2004-11-17 13:21
| Battle
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