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2004年 04月 09日
民間人3人が殺されたら、その責任は?
日本は間接民主主義国家である。
前回の総選挙の争点を考えると自ずと答えは出てくる。

卑劣な脅しには乗らない 首相、撤退要求を拒否
正確な期限不明 邦人人質事件の「猶予」

イラクへの自衛隊派遣を決めたのは、自民党である。
が、自民党を与党にしているのは、我々国民なのは疑い様の無い事実。
大雑把な計算で、前回の総選挙の投票率が60%で、自民党が約過半数(50%、全体の30%)を取ったとした場合に、放棄した人と現与党に入れた総数は70%にもなる。
つまり、成人の70%の人が自衛隊派遣反対では無かったことになる。

その自衛隊派遣が元で今回の誘拐が起きたのである。
もし人質が殺害された場合、マスコミと世論は、政府を激しく非難するであろう。
しかし本当に非難されるべきは、前述の70%の人達のはず。
特に放棄した40%の人達が政府を非難しているのだとしたら、愚の骨頂である。

「自衛隊を撤退させなかったのは自民党の責任である」という意見は確かにあるだろう。
しかしながら、戦時ということを考えると、人質の命との交換条件で軍(自衛隊)を撤退するとしたら、その国の威厳にかかわるし、物理的に3日で撤退が出来るとも思えない。

街頭インタビューで政府を批判する人に、最後に「前回の選挙は行きましたか?」と質問してみたら面白いと思うのだが。。。

この事件をキッカケに、自分の一票の重さを知るべきだ。。。が、きっとそうはならないんだろうなぁ~。
by barry_lions | 2004-04-09 14:35 | Middle East


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