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2004年 04月 15日
入植地存続容認とその反応。
訪米中のシャロン首相と会談したブッシュが共同記者会見を開いた。

入植地存続を容認 米、中東政策を転換
西岸入植地存続を容認 米大統領がイスラエル首相と会談
ヨルダン川西岸の自治区内にある入植地について最終的にイスラエル側が維持し続けることを米大統領として初めて容認する考えを示した。また、イスラエルが検討しているパレスチナ自治区ガザにあるユダヤ人入植地の全面撤退案を支持した。
(中略)
48年のイスラエル建国に伴って故郷を追われたパレスチナ難民の帰還権についても、帰還先は現在のイスラエル国内ではなく(建国される)パレスチナ国家に限るとの考えを示した。

これに対して、当たり前の反応が各地から湧き出ている。
国連事務総長、米大統領の中東政策転換を批判
 国連報道官は、米国の政策転換について、イスラエル・パレスチナ間の最終的な和平合意に不可欠な交渉を無視するものだ、と述べた。

米大統領の政策、抵抗が唯一の道だと証明=ハマス
 ハマスの政治指導者は、ブッシュ大統領の政策は「(イスラエル・パレスチナ間に)米国主導による政治解決の可能性があるとの幻想」に終止符を打った、と述べた。
(中略)
 ハマスはイスラエルを破壊すると宣言しており、ヨルダン川西岸とガザ地区をパレスチナ国家の領土とする考えにある。米国主導の新和平案(ロードマップ)を含め、イスラエルとのあらゆる和解を拒否している。(ロイター)

ブッシュ大統領声明に自治政府、強い拒否反応
パレスチナ自治政府のクレイ首相は「入植地を正当化した米大統領は初めて。パレスチナ人には受け入れられない。拒絶する。拒否する」と、強く反発した。

アメリカとイスラエルのユニットといえば、国連協議無視ではブラックリストのトップチーム。
こんな反応もきっと気にしないであろう。
by barry_lions | 2004-04-15 15:31 | Middle East


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