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2004年 04月 21日
チャンカン@2004
ここ数年、毎年開催が危ぶまれてきた全日本プロレスのチャンピオン・カーニバルが、今年も無事に終了した。
今年は「会場の規模を縮小」し「日程を短く」して望んだ武藤体制でのチャンカンだが、結果的には成功だったのでは無いだろうか?

nikkansports.com ; バトルTOP ; リアルタイム速報 ; 全日本4・20代々木
全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2004」

最終戦の決勝トーナメントは代々木第2で行われたのだが、初めて行ったこの会場はとても見やすく、観客の声も集まりやすい良い会場だった。

隣の第1はライブ等で何度も足を運んでいたのだが、第2は初めて。
社会人バスケの試合などをテレビ中継しているのを見て、プロレスに向いているなぁ~と思っていたが、格闘技イベントが頻繁に行われるようになったのは最近のこと。
聞いた話によると、国立であるこの会場の使用料は売上のパーセントで取られるということで、団体としては収入に結びつかず、良い会場だが二の足を踏んでいたとか。
手堅く儲けたいなら後楽園ホール(キャパは少ないが、使用料が安く集客力もある)。
リスクを少なく大きく儲けたいなら、横浜文体(使用料が安くキャパも大きいが、観客が集まり難いことで有名)。
その中間に代々木第2が入ってくると、無理に武道館や国技館を使わないでも、中規模のビックマッチを打てるようになるから、団体としては良いかも。

さて、チャンカンに話を戻そう。
優勝は社長の武藤。
社長が優勝していいのか?という疑問が無いわけではないが、川田の負傷でシナリオが大幅に狂ったのであろうというのが大方の見方だ。


×大森 vs 武藤○
○健介 vs 小島×

トーナメント1回戦の組み合わせと結果だが、まぁ~、順当といえば順当。

「大森 vs 武藤」はゼロワンの両国で大コケした試合だけに、二人とも試合の序盤にアクセントを持ってくる。
途中でテンポを落として、前回の試合のような雰囲気になるものの、中盤から終盤にかけて武藤が大森の大技を受けまくる事により、試合は面白い内容に。
武藤と大森は、悪い意味でテンポがあってしまうのだろうか、中盤での間延び部分がいただけなかったし、決勝でムーンサルトを使いたいが為の「フランケンでフィニッシュ」というのもセンスが無い気がする。。。と、問題点もあったものの、確実に両国より面白くなった試合だったの事実。

「健介 vs 小島」。こちらは良い意味でテンポがあってしまうのか、スムーズに技の交換が見られる。
が、その分、他団体との試合という緊張感に欠けるという難も。
小島は、昨年の橋本戦もそうだが、他団体で活躍する先輩レスラーに遠慮があるのか、この健介戦も少々遠慮気味の試合運び(自分を出し切れていない)。
この辺りが今の位置から飛びぬけられない所以であろうか。


○武藤 vs 健介×

リーグ戦では、時間切れ引き分けにする為に、時間切れ引き分けになるようなペース配分で戦い、時間切れ引き分けになるであろうと予想した大方のファンを裏切ること無く、時間切れ引き分けになった試合。
つまりは退屈だった試合だ。
5分過ぎまで延々と続くグランドに、90年代初頭の新日を思い出させる。
終盤は大技の攻防になり、観客は沸き、武藤の勝利に立ち上がって喜ぶ。

武藤の膝はかなり酷い状態。
立っているだけで辛そうだが、川田が欠場の今となっては、エースとしてのポジションを自分に持ってくるしかない。

帰り道。
「面白い興行だったけど、チャンカンではなくG1の内容だったね」
という意見を沢山耳にした。
まさにその通り。
それは武藤体制が本格的に浸透したという事でもある。
喜んでよいのか、悲しんでよいのか。。。
by barry_lions | 2004-04-21 11:58 | Battle


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