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2005年 06月 14日
死闘@マンチェスター
チューが8年ぶり黒星/ボクシング

混戦を極めるスーパーライト級は、今月、主要な王者全員が防衛戦を向かえる。
なんといっても注目の一戦は、スピードスターと呼ばれるメイウェザーが王者ガッティに挑戦するWBCであろう。
同日(6/25)、ダブルメインとしてハリスが防衛戦を戦い、そしてその1週間前にはコットがアマ時代における因縁の相手アブドゥラエフを迎え撃つ(6/11)。

そのスーパーライト級の防衛戦ロードの先陣を切ったのが、復帰後死角無しと思われたコンスタンチン・チューだった。

試合は、挑戦者リッキー・ハットンの地元マンチェスター。
大観衆がリッキー・ハットンを後押ししても、この試合がチューの有利であることに疑問を投げかける人は少なかった。
結果は、上記のリンク通り、ハットンが大番狂わせで試合をモノにした。

序盤、チューの間合いを殺すがごとく、突進に告ぐ突進で圧力をかけるハットン。
反則気味のホールドもあったが、狭い間合いからのショートアッパーなどで主導権を握る挑戦者。
中盤、ハットンの突進を見切り、間合いを詰めてくる所をカウンターで合わせるなどして、ラウンドを取り返すチュー。
終盤、先にスタミナが切れたのは、意外にも王者チューだった。
再びハットンの突進を許すようになり、1ラウンドを残した所で、チュー陣営は試合を諦めた。

ハットンの戦略には、頭から突っ込んで行ったりホールドしたりと地元のレフェリーが注意しない部分で助かったと言える。
また、微妙な判定を考えると、(チュー陣営は)残り1ラウンドを諦めるべきでは無かったとの意見もある。

反則気味とはいえチューの間合いを殺すハットンの戦略は、多くの練習時間と勇気が必要だったであろう。
また、たった3分でも、危険と判断したチューとチュー陣営は、苦渋の決断だったはずだ。

どちらにしろ、大判狂わせで始まったスーパーライト級防衛戦。
これからの試合が楽しみだ。

追記。
この試合の直前に放送された試合、これがまた凄かった。
これについては、トラックバック先を参照のこと。


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凄いものを見た WOWOW EXCITE MATCHガイチジャーナル

参照URL。
WOWOW ExciteMatch
by barry_lions | 2005-06-14 03:19 | Battle


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